その1 <グリーフケア>

大好きなクム
ラグドールを飼うことが夢と思い続けていたある日、
ペットショップの店頭で、写真だけ展示されているこの子を見つけ、
その場で家にお迎えすると決めた、
運命の出逢い。

ここでお迎えしなければ、夢のまま一生が終わってしまうという気持ちになった、
運命の出逢い。
名前をクムと決めた。
韓国語で夢を意味する言葉の日本語読み。
私の夢の全てを込めた名前。
屋号にするほど大切な存在。
そんなクムがある日病気で亡くなった。
1歳7ヶ月という若さ。
まだまだあと10年は一緒にいると勝手に思い込んでいた。
私の体重は1週間で4kg落ち、
「ああ、人はこうやって鬱病になっていくんだな」
という精神状態にまで追い込まれた。
ああ、これがいわゆるペットロスというやつか…
そんな時、所属しているヒプノ協会の勉強会で、グリーフケアを受ける機会をいただいた。
セッションを受けた翌日、それまで忘れていたワクワクする気持ちを突然思い出した。
この世の終わりくらいの感情でいたのに、2ヶ月後の予定が楽しみと思ってワクワクしたのだ。
ワクワクを感じてる!?
昨日の今日ということにびっくり!!
こんなことある?
決して、悲しみが消えたわけではないのだけれど、
心が晴れ渡っていく感じ。
今でもクムを思い出しては、寂しくて、悲しくて、号泣するのだけれど、
決してペットロスという追い込まれた感覚ではない。
セッションをしてくださったセラピストさんは、
私とクムを愛でつないでくださった。
潜在意識が愛の絆を受け取って、私の心を良い状態にしてくれているのだと思う。
ヒプノセラピーの素晴らしさを再認識した瞬間。
悲しみの癒やし方はいろいろあるのだろうけれど、
潜在意識に働きかけるのは、即効性があるということを体感。
本当に信じられない、不思議な体験をさせてもらいました。
